No.13 タイミング次第でも変わる税負担。知識を得て賢く資産を守ろう
不動産売却時にかかる税金のポイントを解説
不動産売却に伴う税金は、金額が大きく、その影響は無視できません。税負担は様々な条件によって大きく変わるため、制度の正しい理解が重要です。今回は、不動産売却時に発生する代表的な税金と、その特徴について解説します。
譲渡所得
不動産を売却する際、最も大きな税金は「譲渡所得税」です。これは、不動産売却によって得られる利益、いわゆる「譲渡所得」に対して課される税金です。

概算取得費
領収書等が残っていれば取得費は明らかですが、相続や古い不動産の場合、購入時の価格が不明なこともあります。その場合、売却価格の5%を概算取得費として申告することが認められています。実際の取得費が5%以下でも、この方法で申告することが可能です。
特別控除
譲渡所得税を計算する際、様々な特別控除を適用できる場合があります。ただし、これらの控除には細かい条件があるため、事前に確認が必要です。

所有期間による税率の違い
不動産の所有期間に応じて、譲渡所得税の税率が変わります。この違いは大きく、売却するタイミングによって税負担が大きく左右される可能性があります。なお、所有期間は取得日から売却年の1月1日までで判定される点に注意が必要です。

印紙税やその他の税金
不動産売買契約書には、売買金額に応じて定められた額の印紙を貼ります。また、ローンを利用していた場合、売却に伴う抵当権抹消手続きにも費用がかかります。さらに、建物の減価償却費を過剰に計上していた場合、後日「償却差益課税」として追加の税金が請求される可能性があります。
事業用不動産と売主にかかる消費税
個人がマイホームを売却する場合、消費税はかかりません。事業用不動産の場合、売主が免税事業者であれば、消費税はかかりません。しかし課税業者であれば建物の売却価格に消費税が加算されます。売主は預かった消費税を申告・納税する義務があります。
まとめ
不動産売却に伴う税金は非常に複雑であるため、売却を決断する前に、税務署や税理士にアドバイスを求めることが推奨されます。国税局の相談窓口(ナビダイヤル0570-00-5901)を活用することができます。
ご注意
※この記事は2024年10月7日時点の内容です。最新情報は国税庁の公式サイトをご確認ください。
