No.38 その設備、買わなくても手に入ります!

最新設備を買わずに導入!リースで変わる賃貸経営

 近年、入居者が物件に求める設備のレベルはますます高まっています。一方で、オーナーにとっては「買う」負担や「古くなる」リスクも悩みの種。そこで注目したのが、“借りて使う”設備リースです。

なぜ今、リースなのか

 例えばWi-Fi、エアコン、テレビモニターホンなど、人気設備は年々進化しています。しかし、全てを購入・維持するのは大きな負担です。リースなら、初期費用ゼロまたは比較的低コストで導入でき、契約期間ごとに新しい設備に更新も可能です。契約内容によっては、リース会社が買い替えや修理に対応してくれる場合もあり、家主様ご自身で管理する負担を軽減することができます。

メリットと費用の考え方

 手軽に設備導入ができ、空室や家賃ダウンを防げる点は魅力的です。「所有する方が安い」と思われがちですが、故障対応や買い替えの手間を考慮すれば、リースは“見えないコスト”を減らす選択とも言えます。

 リースは一時的に資産を借りるレンタカーなどのサービスに近く、リース料を基本全額経費にできる「オペレーティング・リース」と売買契約に近く、資産計上で減価償却の経理処理をする「ファイナンス・リース」と言う契約形態があります。経理処理は煩雑な面もありますので、導入前には契約内容をよく確認し、必要に応じて税理士やリース会社の担当者に相談されることをおすすめします。

設備リース導入時の注意点

 リースには注意点もあります。総支払額は購入より割高になります。途中解約ができない契約もあり、そしてサービスの内容によってリース料が変わるのも注意してください。しかし契約に含まれる点検や修理対応、トラブル時のサポートなどのサービスは、家主様の「安心を買う」、入居者様の「安全を買う」側面もあります。

導入時に確認すべきポイント

 導入するなら、まずは「入居者が求める設備」のトレンドを把握しましょう。新築マンションのモデルルームの見学や、信頼できる不動産会社へのヒアリングと言う方法があります。そしてリース会社との契約前に、以下をチェック

  • ✓契約期間・解約条件
  • ✓メンテナンス対応範囲
  • ✓リース終了後の扱い

これらを明確にしておけば、トラブルのリスクを減らし、スムーズな賃貸経営が可能になります。

設備リースの事例

入居者が考える標準化設備イメージ図
図①入居者が考える標準化設備
リース可能設備イメージ図
図②リース可能設備

6. まとめ

 設備リースは、物件の魅力を高める手段として効果的です。最新の設備を一定のサイクルで入れ替えられ、不動産であれば多くのものが対象となります。入居者には快適さを、家主様には空室対策と安定経営の助けとなります。時代に合った設備を取り入れ、賢く賃貸経営を進めましょう。

ご注意

※本記事は2025年4月7日時点の内容に基づいて作成しています。リース契約の条件、経理処理や税務上の取扱いは制度改正や契約内容により異なる場合があります。最新情報は国税庁の公開情報や、各リース会社・税理士にご確認ください。